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自治体の電動バイク補助金は、全国で23件しかなかった

未分類 2026-09-14 最終更新 2026-09-15

「国の補助金に加えて自治体の補助も使えます」とよく書かれている。本当かを確かめるため、全国の自治体支援制度を洗って、対象に二輪を含むものだけを数えた。

電動バイクの補助金を扱う記事は、たいてい最後にこう書いてある。「国のCEV補助金に加えて、お住まいの自治体の補助金も使える場合があります」。

間違いではない。ただ「使える場合がある」がどのくらいの確率なのかは書かれていない。確かめた。

数えた結果

電動バイクが対象の自治体制度 23
制度がある都道府県 11 都道府県(47のうち)

全国で23件。47都道府県のうち11にしか見当たらない。EV(四輪)や充電設備・V2Hを対象にした制度は各地にあるが、対象に二輪・原付まで含めている制度は、そこからさらに絞られる

都道府県 自治体 制度名 対象
北海道 羽幌町 羽幌町環境配慮型設備等導入促進事業費補助金 電気自動車 電動バイク 充電設備(V2H機能付き等を含む)
千葉県 市川市 市川市電気自動車等導入費補助金 R7年度導入の電気自動車・電動バイク・V2H充放電設備
千葉県 松戸市 住宅用省エネルギー設備の設置に関する補助金 電動バイク等 電気自動車(EV) プラグインハイブリッド自動車(PHV) 燃料電池自動車(FCV) V2H充放電
千葉県 松戸市 事業用省エネルギー設備等導入促進事業費補助金 電動バイク等 電気自動車(EV) 燃料電池自動車(FCV) 急速充電設備 普通充電設備
埼玉県 上尾市 上尾市再エネ・省エネ対策推進奨励金 電気自動車 燃料電池自動車 電動バイク 普通充電設備・V2H充放電設備
埼玉県 狭山市 2025年度狭山市クリーンエネルギー推進補助制度 V2H(電気自動車等充給電システム) 電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV) 電動バイク
山梨県 北杜市 北杜市電気自動車等購入費補助金 電気自動車(普通自動車および軽自動車) 電動原動機付自転車(第1種)
山梨県 韮崎市 クリーンエネルギー普及促進事業費補助金 ・燃料電池自動車(FCV)・電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)・電動バイク(原付のみ)
岐阜県 関市 関市クリーンエネルギー自動車購入事業補助金 1 電気自動車(3~6を除く) 2 プラグインハイブリッド自動車 3 燃料電池自動車 4 超小型モビリティ 5
岡山県 奈義町 奈義町地球温暖化対策設備導入補助金 電気自動車等(EV、PHV、PHEV、FCV、超小型電気自動車) 電動バイク V2H充放電設備
岩手県 盛岡市 盛岡市電気自動車導入促進補助金 電気自動車(EV) (二輪車や超小型モビリティを除く。新車(リースを除く)に限る。)
愛媛県 宇和島市 令和7年度 宇和島市新エネルギー設備等導入費補助金金 電気自動車(EV) ※(一社)次世代自動車振興センターが実施する「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の補
東京都 板橋区 板橋区EVバイク車両購入補助事業 EVバイク車両の車両本体の購入費 一般社団法人次世代自動車振興センター実施の「クリーンエネルギー自動車導入促進補
東京都 葛飾区 令和7年度【個人住宅用】かつしかエコ助成金 【個人住宅用】 ビークル トゥ ホームシステム(V2H) EV・PHV・FCV、超小型モビリティ・ミニカー、側車
東京都 葛飾区 令和7年度【事業所用】かつしかエコ助成金 【事業所用】 ビークル トゥ ホームシステム(V2H) EV・PHV・FCV、超小型モビリティ・ミニカー、側車付
東京都 足立区 電気自動車等購入費補助金 EV・PHV・FCV・ミニカー・電動バイク 未登録の電気自動車等を購入し、初度登録日の翌日から起算して1年を経過
東京都 | 全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置 | 一般社団法人次世代自動車振興センター 電動バイクの普及促進事業 電動バイク
東京都 | 全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置 | 一般社団法人次世代自動車振興センター 電動バイク充電環境促進事業 ・電動バイクの専用充電器及び専用充電ケーブルの購入費 ・バッテリーシェアリングサービスの基本料金
東京都 | 全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置 | 一般社団法人次世代自動車振興センター シェアリング・レンタル用車両ZEV化促進事業 カーシェア・レンタカー事業、社用車シェアリング用の電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHEV)・
神奈川県 大井町 大井町電気自動車等購入費補助金 ・電気自動車、プラグインハイブリッド自動車及び燃料電池自動車のうち四輪のもの ・ミニカー及び電動バイク
神奈川県 海老名市 令和7年度環境保全対策支援事業補助金 1.環境配慮設備 V2H充放電設備 2.低公害車 電気自動車、燃料電池自動車 ※プラグインハイブリッド自動車、超
鹿児島県 さつま町 令和7年度さつま町ゼロカーボン推進事業補助金 電気自動車、超小型モビリティ ミニカー、電気バイク(側車付二輪自動車)、電気バイク(原動機付自転車) ビークル・
鹿児島県 知名町 電気自動車等導入促進補助金 電気自動車 電動バイク

なぜこんなに少ないのか

自治体の制度は多くが「住宅の省エネ設備」の枠組みで作られている。太陽光、蓄電池、エネファーム、V2H、そして電気自動車。二輪はこの並びに入れられることが少ない。入っている自治体は、対象一覧に「電動バイク」あるいは「側車付二輪・原動機付自転車」と明記している。

逆に言えば、明記されていなければ対象外だと考えたほうがいい。「電気自動車等」という書き方の「等」に二輪が含まれるかどうかは、自治体に確認しないと分からない。

買う前に確かめること

  1. 上の表に自分の自治体があるか。なければ、国のCEV補助金(と、東京都なら都の助成)だけで考える。
  2. あれば、リンク先で金額と条件を見る。当白書はここに金額を持っていない。制度ごとに上限も要件も違い、住民票や設置場所の条件が付くことが多いので、一次情報を読んでほしい。
  3. 国の補助と併用できるかを確かめる。併用できる制度が多いが、できないものもある。
  4. 年度で切り替わる。予算に達した時点で受付を終える制度が大半で、年度末を待たずに締め切られる。

特定小型原付は、ほぼどこも対象外。ここで数えた制度は原付一種・二種やミニカーを対象にしたものが中心で、
電動キックボードなどの特定小型原付を対象にした補助は、国・自治体ともにほとんど見あたらない。
「電動だから補助金が出る」という前提で予算を組むと外れる。

この表の限界

  • 金額を持っていない。センターの一覧に金額が載っていないため、当白書も書いていない。推測で埋めることはしない。
  • 網羅を保証しない。出所は次世代自動車振興センターの一覧で、ここに載っていない自治体独自の制度がある可能性は残る。「一覧にない=制度がない」ではない。お住まいの自治体のサイトも見てほしい。
  • 年度が動く。更新年度の列を見ると分かるとおり、多くが2025年度のまま。新年度の制度は改めて確認が要る。

出典:一般社団法人次世代自動車振興センター「全国の地方自治体の支援制度」。対象欄に二輪・原付・電動バイクを含む制度のみを抽出した。抽出日は令和8年8月31日時点の台帳更新とあわせて実施。

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